頑張って作った料理。盛り付けばっちり、食器もバッチリ。
のはずなのになんだかイマイチ、、、。
憧れのフードフォトに、なりそうでならないのはなぜかしら?
それは食器の外側、テーブルに問題があるからかもしれません。
まずは何にも手を加えていない写真をご覧ください。
ブルーベリーと生クリームたっぷりのパンケーキ。
これでも十分おいしそうなのですが、テーブルの色がなんともフツー。
もっと素敵なフードフォトを撮りたいなら、
このテーブル部分を変えるに限ります。
1. テーブルクロスを敷く
まずは取り入れやすいテーブルクロスを試してみましょう。
わかりやすく白い布を使ってみました。
背景に余計な色がない分、パンケーキが引き立ちますね!
そのままふわりとかけるだけでもいいですし、
こんな風にあえてシワを寄せて立体感を出すのも一つ。
「テーブルクロスなんて持ってないよ、高いよ~」
という方もご安心ください。
専用のものでなくとも、生地屋さんで売っている布で十分です。
一品ずつ撮影する、もしくは一人分の食卓程度であれば、1mもあれば十分です。
メートルあたり数百円の布から探せるので、専用のクロスを買うよりお得かも?
都内であればオカダヤ、ユザワヤ、日暮里のトマトなど、
生地の専門店でお好みの色柄を選んでお使いください。
2. アイロンがけを忘れずに
ここで一つ、撮影するときの大事なポイントがあります。
仕上がりをよりよくするには、事前にアイロンがけをすることをおすすめします。
特にツルっとした薄い布の場合は折り目がつきやすいので、ぜひ一手間を。
よくInstagramなどでも、ばっちりタテヨコに折り目の入った布を敷いている方を見かけますが、
生活感が出てて疲れた印象になりがちなのでお気をつけを。。。
3. 木目調の壁紙を敷く!
「いちいちシワを気にしなきゃいけないなんて布めんどくさ~い」
そんなズボラさんにおすすめしたいのは”紙”です。
画用紙を敷くとポップな感じやアートっぽい写真が撮れるのでお菓子などの撮影にはおすすめですよ。
また、いろんな食卓に応用できて使いやすいのが壁紙です。
布と同じようにメートル単位で購入できる壁紙が市販品で販売されています。
本来の目的はもちろん壁に貼るものなのですが、
こんな風に木目調の壁紙をテーブルに敷けば、
元からこんな色のテーブルかのように撮影できちゃうんです。
木の色や木目の形もさまざまなので、いくつか種類があると雰囲気を変えられますよ。
4. コンクリート調の壁紙で今っぽく!
ここ数年流行りのフードフォトといえばモルタルですね。
冷静に考えると「なんでコンクリートの上に食器置いてるの?」と不思議なものですが、
モルタルのマットな質感やモノトーンカラーが醸し出すおしゃれ感は捨てがたいもの。
先ほどご紹介した壁紙の中には、木目だけでなくモルタル風のものもあるんですよ。
本物だと重いけど、壁紙なら軽くて楽チンなのも嬉しいですね。
5. 本物志向の方には撮影用天板
ここまで数百円~でゲットできる撮影用下地をご紹介してきましたが、
もっと本格的に料理写真を撮影したい!クオリティを高めたい!という方には撮影用天板をおすすめします。
撮影用天板とは、これまでご紹介した壁紙のホンモノ版と考えてもられればわかりやすいかも。
木や石や漆喰など様々な素材でできた板のことです。
「撮影用下地」「撮影用天板」「スタイリングボード」などで検索すれば市販品もあります。
また、木材を組み合わせたり、ペンキを塗ったりして好みにDIYをすることもできます。
少しお値段は張りますし、布や紙に比べれば天板を置いておくスペースも必要ですが、
撮影したときの質感はやはり本物の天板のほうが素敵です。
今日のまとめ
「料理写真をもっと素敵にするには、テーブル部分を変えてみよう!」
- きれいな布(テーブルクロス)を敷く
- シワはアイロンで伸ばそう
- 木目調の壁紙でおしゃれなウッドテーブル風に
- コンクリート調の壁紙でモルタルみたいな背景を
- やる気のある方におすすめは本物の撮影用天板
フォトジェニックな料理写真にしたいなと思う皆さま、
ワンコインからできるワザなのでぜひお試しください♩
[ Yukiko Sugano ]
TABLE MANIA編集長
1983年生まれ東京在住、主人と二人暮らし「フツーの人でもできるちょっと素敵なスタイリング」をテーマにイベントオーガナイズ、テーブルコーディネートやフードスタイリングを行う。【資格】TWSA認定ブロンズテーブルウェアスタイリスト
HP:STYLING by YUKIKO SUGANO
BLOG:「CHHES+CHHERS」