手土産にもおすすめ!テーブルを彩る「小さな花束」の作り方


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(text photo by shiori nishida)

お花をバランスよく束ねる方法、ご存じですか?

手持ちのジャム瓶に入れてみたけれど、お花が傾いてしまってうまく飾れない、、、。

お花屋さんでお花を買ってみたけれど、

家でかざってみるとなんだかうまくまとまらない。

 

そんなことってありませんか?

 

不慣れだと難しいと感じてしまうお花ですが、

ちょっとしたポイントさえ押さえれば、

少量のお花だけでもバランス良く飾ることができます。

 

今日は、たくさんのお花を買わなくても大丈夫!

手のひらサイズの空き瓶やグラスにぴったりの、小ぶりな花束の束ね方をご紹介します。

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まずは下準備!お水でシャキッと

持ち帰る間や用意をしている間にもしおれてしまいがちな繊細なお花たち。

束ねる前に一度、茎を1cmほど切り戻して、深めのお水につけてあげると、しゃきっとして束ねやすくなります。

まずは下準備として、お花を元気にすることからはじめましょう。

 

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作り方の基本は「スパイラル」

花束づくりの基本は、「スパイラル」という茎を一方向に束ねていく組み方です。

どんなお花のサイズやボリュームでも使える基本のワザ。

この組み方をマスターできれば、瓶の中でもお花がバランス良く広がり、

透明な瓶でも茎をきれいにみせることができます。

 

まずは、茎がまっすぐで組みやすいバラでご説明します。

1 水につかる部分の葉は、すべてきれいに取り除きます

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2    中心となるお花を2本、クロスして持ちます

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3 茎が一定方向になるように、バランスを見ながらグリーンとお花を重ねていきます

 

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下からみるとこんな感じ。時計回りに茎が全て一定方向にむかっています

 

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ポイントは中央にくるお花を少し高めにすること。

こうすることで、ぐっと立体感が出ます。

 

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4 麻ひもで茎をまとめて縛ります

  輪ゴムでも良いですが、麻ひもで縛ると透明なガラスから見えてもおしゃれに見えます

 

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5 仕上げにつる性のグリーンをお花のまわりにぐるりと一周

 こうすることでぐっと、こなれた雰囲気になります!

 

実はこのつる性のグリーンは摘んできた雑草なんです。

摘んでいる間にも萎れてしまいがちな雑草は、洗面器いっぱいのお水に、葉までつけておくのがポイント。

 

 

お花の間にはわせても、そのままテーブルまでたらしても雰囲気が出ますよ。

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秋には、こっくりした色のお花を

基本をマスターしたら季節に合わせたアレンジを。

基本の束ね方は変わらず、秋にぴったりの色で束ねてみました。

アンティークカラーが可愛い紫のお花は、トルコキキョウのアンバーダブルバーボンという品種です。

1本で、5、6個のお花がついているので切り分けて使うのにとても便利です。

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こちらも最後に、つるをぐるりと一周。

 

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メインのトルコキキョウ以外も、秋らしさを感じるものをセレクトしました。

実ものや、ラグラス、ススキなどのふさふさしたものを入れると、ぐっと秋らしくなります。

 

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手土産にも小さな花束を

基本の束ね方をマスターしたら、ゲストをもてなすテーブルにいくつか並べて用意してみましょう。
立派な花瓶がなくても、手のこんだアレンジメントでなくても、少しずつ並べるだけで、ぐっと華やかに。

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帰り際に、クラフト紙でさっと包めば立派な手土産にもぴったりです。

「好きなお花よかったら、持って帰って」なんてさっさっとブーケができたら素敵ですよね。

ぜひ、秋の食卓に「小さな花束」を取り入れてみてくださいね!

 

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[ Shiori Nishida ]
フローリスト

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1990年生まれ。京都暮らし。
大学卒業後、広告代理店勤務を経てフローリストに。
現在、ブーケなどの制作の傍ら、花屋にて広報を担当。ストーリーのある花束を作るのが好き。
「花の可能性をひろげること」を目標に関西を中心に活動中。

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